会社の懇親会で先輩より鳥人間コンテストに出場する機体の飛行テストをするので手伝って欲しいと依頼を受けました。
人力飛行機は着地を考慮して作られていないため、着地は周りの人が調整してあげる必要があります。
写真のように翼から生えている紐を人間が追いかけて捕まえ、倒れ込まないようにバランスを取るのです。
着地に失敗すると翼が地面に着き折れます。
そしてパイロットさんが怪我をする可能性があるため非常に重要な役目のようです。
また、当然人より飛行機のが速いため追いかけるには相当な走力が必要です。
走れる人が少ないためこの役を手伝って欲しいと言う依頼でした。
ランナーの本領を発揮する時が来ましたw
それに人力飛行機が飛んでいるところ見たことないし、面白そうだったので行くことに(^^)
ただ、飛行機を飛ばせる場所が少ないため飛騨まで遠征することに。遠いのは誤算でしたw
3時間かけて朝早く現地に到着。
小さい飛行場ですがワクワクしますねー!
組み立て中。翼は非常に軽く下手に触ると壊れてしまいそうなので手は出しませんでした。
骨格はカーボン素材で出来ているとのこと。
そしていよいよ滑走路に飛行機が。
キャッチするぞ〜!
一本目を緊張しながら待っていた時のこと。
お、走り出したー!と思ったら止まってしまった。
機体を押す役目の先輩の足が肉離れを起こしてしまったとのこと。
この役目は本番でも良くテレビで倒れこみながら機体を押している重要な役目。
ずっと先輩がやっていたそうです。
本番では下の写真の赤い人のように押します。
んーどうするのかな〜〜と思いながら待っていると
「kojiさん走れそうだし代わりに押して」
koji「!!!!!!!」
koji「いやいや、そんな重要な役目を今来たばかりの素人が出来る訳ないです」
「教えるから大丈夫」
koji「は、はい・・・・・」
と言うことで急遽機体を押す役をやることになりました💦
注意点は以下、
・滑走路の中心を走るように機体をコントロールすること
・少しずつ加速しながら機体を押し込むこと
・飛び立てなさそうな時は止める判断をすること
風で流された場合などは3つ目の判断が重要になります。まぁ素人に出来るわけない。。(>_<)
と思いながらも「やってみよう」の精神で頑張ります。
実際に押している時の画像がこれ
1本目、2本目は200mほど飛びました。
後ろから機体が飛んでいるところを見ていると気持ちイイ!
追い風ながらも上手く飛びました。
しかし、次からの数本は不発。。。
これ飛ばないと責任を感じる💦
押し方が悪いのかぁぁぁぁあ
でも翼が重心よりずれてしまっていたり
車輪のボルトが外れていたり、尾翼が曲がっていたりして上手く飛ばなかったようです。
そして機体を直している間、走り方も見直します。
シザースを意識して、足を前で着地し真下に力を入れるてテストラン!
まぁまぁいい感じて走れました。
よし、これで行くぞ〜!
そして、ラスト2本。
念願の向かい風が!
走り方を意識しながら気合を入れて機体を押し込む〜〜!!
その結果
翼が美しい弧を描きながら500m以上のロングフライト✈️
美しく飛ぶ機体を見ながらガッツポーズ!
いやー本当に飛んで良かった〜〜♪
貴重な体験をさせて頂きました〜(^^)